ヤクルト3選手が指導 五島で野球教室

 プロ野球東京ヤクルトスワローズの現役選手3人による野球教室が10日、長崎県五島市三尾野町の五島市中央公園野球場であった。地元の小学生が投球や捕球などプロの技術を間近で学んだ。

 五島ヤクルト販売と五島市が主催し、五島市内でソフトボールや野球に打ち込む6チーム約70人が参加。今シーズンの最優秀中継ぎのタイトルを獲得した近藤一樹投手のほか、好打者の坂口智隆外野手、内野と外野の守備をこなす三輪正義内野手が指導に当たった。

 キャッチボールの練習では、踏み出した足のつま先を投げたい方向に向けることなど、近藤選手がこつを伝授。「キャッチボールがうまくなることが野球上達の近道」と伝えた。坂口選手や三輪選手はフライやゴロのボールの捕り方、バッティングなどを実演を交えて指導した。

 福江ドリームスに所属する市立緑丘小5年、川口悠我君(10)は「フライは頭の上ではなく、顔の前で捕るのがいいと教えてもらった。もっと速い球を投げられるように、これからも練習したい」と感謝していた。

小学生に投球の基本動作を指導する近藤投手(右)=五島市中央公園野球場

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