攻撃緩めず悲願達成/ヴァンラーレ、新井山 豪快先制弾

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【ヴァンラーレ八戸-ヴィアテイン三重】前半終了間際、先制ゴールを決めるMF新井山=11日、三重県東員町スポーツ公園陸上競技場
後半14分、MF新井山からのクロスに頭で合わせチーム3点目を挙げるFW谷尾(手前)

 昨年、目前で逃した「Jチーム昇格」の夢を自力でつかみ取った。堅守が売りのヴァンラーレだが、この日はひと味違った。今季、たびたび課題として挙げられた「立ち上がりの弱さ」を克服し、試合を通して攻撃の手を緩めなかった。

 序盤からクロスボールを起点に幾度も好機をつくり、確実に流れを引き寄せた。0-0の均衡を破ったのは「ミスターヴァンラーレ」のMF新井山。前半終了間際、間接FKからパスを受けシュートするも惜しくも相手守備にはね返された。だが、相手がクリアし損ねたボールを見逃さず、「思いっきり蹴った」という豪快なシュートで値千金の先制点をもぎとった。

 新井山に負けじと、勢いに乗ったのはFW谷尾。後半8分、ゴール前に走り込んできたFW秋吉からの浮き球を頭で合わせ追加点を挙げると、さらに6分後にも加点。試合を決定づけた。

 昨年までの雪辱を糧に成長を続けたヴァンラーレ。葛野監督は「選手が主体性を持って行動できるようになった結果」と未来のJリーガーたちの健闘を手放しでたたえた。