小田急踏切で女性はねられ死亡 電車が3時間立ち往生

 12日午前6時15分ごろ、神奈川県大和市福田の小田急江ノ島線大和-桜ケ丘駅間の大和4号踏切(遮断機・警報機付き)で、市内在住の無職女性(74)が片瀬江ノ島発相模大野行き上り普通電車にはねられ、死亡した。神奈川県警大和署が原因を調べている。

 小田急電鉄によると、大和-長後駅間で約3時間20分運転を見合わせ、上下線76本が運休するなどし、約5万1千人に影響が出た。

 事故の影響で先頭車両のブレーキが故障し、相模大野の車両場まで移動させる作業を行ったため、運転再開まで時間を要した。同電車には約400人が乗っていたが、4人が希望して現場で降車し、他の乗客は午前9時ごろに大和駅で下車したという。

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