パリ・サンジェルマンとモナコの一戦と言えば近年のリーグ・アンを代表するビッグマッチだったのだが、今となっては状況が異なる。モナコは今季開幕から調子が上がらず、指揮官レオナルド・ジャルディムを解任。ティエリ・アンリに代わっても好転する気配はなく、未だアンリ体制で勝利がない。
今節のパリ・サンジェルマン戦も予想通り一方的な展開となり、4‐0でパリ・サンジェルマンが圧勝。米『ESPN』によると、パリ・サンジェルマンの指揮を執るトーマス・トゥヘルも苦しむアンリを気遣うようなコメントを残している。
「リーグ戦で13連勝は素晴らしいことだね。モナコが難しいポジションにいることは分かっているよ。とはいえ私はチームのインテンシティや組織には満足していない。我々の方が明らかに強かったとしてもね。アンリにとっては複雑な状況だね。彼らは我々にチャレンジできなかった」
パリ・サンジェルマンとの実力差は明らかで、モナコは本当に降格の危機を感じてプレイしなければならない。アンリにとっては非常に苦しい指揮官生活のスタートとなっており、まだ光は見えてきていない。
