盗撮の1曹ら停職処分 海自・横須賀地方総監部

 海上自衛隊横須賀地方総監部は12日、盗撮行為をしたとして横須賀基地業務隊の30代の1等海曹を停職3カ月にするなど、男性隊員2人を懲戒処分にした。

 総監部によると、1等海曹は4月、横須賀市内の商業施設の階段で、女性のスカート内をのぞいていたところを田浦署員に発見され、事情聴取を受けた。その後の捜査で3月にも市内の別の商業施設で女性の背後からスマートフォンで下着を盗撮していたことが発覚。スマートフォンからは複数の動画が見つかった。

 1等海曹は6月、県迷惑行為防止条例違反の疑いで横浜地検横須賀支部に書類送検され、8月に横須賀簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。

 また、停職5日の処分を受けた指揮通信開発隊の30代の2等海尉は、2016年9月までの約1年間、計4回にわたり、職場に許可なく私有のUSBメモリーを持ち込んでパソコンに接続。資格試験用などのデータ約1万5千件を保存し、自宅に持ち出した。いずれのデータも特定秘密などには該当せず、2等海尉は「自分でもなぜこのようなことをしたのか分からない」と話しているという。

海上自衛隊横須賀地方総監部

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