自民部会、厚労行政見直し開始 小泉氏「国民の立場から」

 自民党厚生労働部会(小泉進次郎部会長=衆院神奈川11区)は12日、複雑で分かりにくいとされる厚労行政の在り方を見直す「国民起点プロジェクトチーム(PT)」の初会合を党本部で開いた。

 会合では、年金加入期間や年金額を通知する「ねんきん定期便」の改善点を議論。高齢者らから「字が小さい」「難しい」などの指摘があるため、来年4月に表記を変更させる。

 PTは部会の下部組織として小泉氏肝いりで発足。社会保障制度を国民目線で考え、分かりやすい情報発信や行政手続きの方法を検討する。小泉氏は「ユーザー側の国民の立場から改善をしなければいけない」と意欲を見せた。

プロジェクトチームの初会合であいさつする小泉氏=12日午後、東京・永田町の自民党本部

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