川魚供えて感謝と祈り 中津でさいすくい

©有限会社大分合同新聞社

地域住民らが見守る中、竹ざるで川魚をすくう少年たち=中津市上宮永

 中津市上宮永の貴船神社(高橋明信宮司)で10日、江戸時代から続く伝統行事「さいすくい」があった。

 白鉢巻きにふんどし姿の少年が紙を口にくわえ、竹ざるで川魚をすくって神前に供える行事。五穀豊穣(ほうじょう)への感謝と祈りをささげるため、秋祭りに合わせて毎年実施している。

 小学生14人が参加。高橋宮司からおはらいを受けた後、神社そばの山国川支流に入った。事前に放流したフナやコイなど約400匹を追い掛けた。魚をすくい上げるたび見守る地元住民らが歓声と拍手を送った。

 豊田小学校3年の長尾空悟君(8)は2回目の参加。「難しかったけど、大きな魚が取れてよかった」と話した。