週末は全国的に雨 来週前半は気温下がる予想

13日午後は関東から西の太平洋側で雲が取れにくいが、北日本の太平洋側や九州北部など晴れる地域もある見込み。気温は全国的に平年並みとなるが、今夜からあす14日(水)にかけては北海道の上空に11月下旬並みの寒気が流れ込む。このため、今夜遅くから14日は、北海道で北部を中心に雪の降る可能性があり、平野部で初雪が観測される可能性がある。

14日 天気分布は冬仕様

 寒気の影響で、14日は日本海側で曇りや雨の所が多くなる見込み。北海道は北部を中心に雪の降る可能性があり、平年より大幅に遅れていた初雪の便りが届くかもしれない。太平洋側は日差しの出る地域が多いが、日陰では少し物足りなさを感じる、この時季らしい気温となりそうだ。

15日(木)全国的に晴れ

 日本付近は、高気圧に広く覆われる。日本海側で多少、雲が出やすい地域もあるが、全国的には晴れる所が多い見込み。穏やかな天気だが、そのぶん朝は内陸を中心に冷え込みが強まりそうだ。東京都心でも朝の最低気温が、今シーズン初めて10℃を下回るかもしれない。

週末 天気崩れる

 16日(金)の西・東日本は、高気圧の中心が東へ抜け、次第に雲の広がる地域が多い。遅い時間には、西日本から雨の降り出す所がある予想で、17日(土)は東日本を含めて広い範囲で雨が降りそうだ。また、17日は北日本に次の寒気が流れ込む影響で、平野部の雪のラインが北海道南部あたりまで南下する可能性がある。

来週前半 季節前進

 18日(日)以降は、寒気の影響で日本海側は雨となり、北日本は東北の平野部でも初雪が観測されるくらい気温が下がる予想となっている。太平洋側の各地も今週に比べて気温が下がり、20日(火)頃には、東京や大阪あたりでも朝の気温が10℃を下回ることがごく普通になってきそうだ。
(気象予報士・高橋和也)

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