【トライアウト】中日戦力外の若松、わずか7球で3人斬り 2015年10勝の右腕「どこでも」

わずか7球で3人をピシャリと抑えた若松駿太【写真:福谷佑介】

武器のチェンジアップを駆使し、3者凡退に

 プロ野球の12球団合同トライアウトは13日、ソフトバンクの2軍本拠地タマホームスタジアム筑後で行われた。2015年に2桁10勝をマークし、中日を戦力外となった若松駿太投手は打者3人を無安打に封じる好投。登板後は「最後の打者でツースリーにしてしまったのは勿体なかったですけど、それ以外は持ち味は出せたかなと思います」と語った。

 先頭の藤澤亨明捕手を簡単に二飛に打ち取ると、続く阪神の西田直斗内野手は中飛。武器であるチェンジアップで空振りも奪うと、最後はオリックスの園部聡内野手をフルカウントから左飛に切って取った。1ボール1ストライクからのスタートとはいえ、打者3人をわずか7球で3者凡退に仕留め「チェンジアップあっての僕なので。もう少し真っ直ぐを決められたらよかったですけど、少ない球数の中で低めにいっていたかな」と振り返った。

 2015年に初の2桁勝利となる10勝をマークしたものの、2016年は7勝止まり。昨季は1勝に終わり、今季は1軍登板もなかった。「NPBでもう1度やりたい気持ちはあります。NPBがなくても、最終手段ですけど、野球ができる環境であれば、どこでもやりたいと思っています」と語り、独立リーグなども含めた選択肢を視野に入れていた。(Full-Count編集部)

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