為せば成る 金に挑むベテラン 中村智太郎選手(水泳)

パラ水泳で4大会連続パラリンピックに出場している中村智太郎選手は、生まれた時から両腕がなかった。両親から足を手のように使えるようにと厳しくも温かく育てられた。

「両腕がなくても、おぼれないように」と両親の勧めで5歳の時に水泳を始め、小4で4種目泳げるまでに上達した。

パラリンピックを目指したきっかけは、高校生の時に見た2000年シドニー大会。自分と同じ障がいの選手が泳ぐ姿を目にして「自分も出来る」と確信した。

そこから4年後、日本代表の座を射止めてパラリンピック初出場の2004年アテネでいきなりの銅メダル。2012年ロンドンでは銀メダルを獲得した。

「為せば成る」の精神で幼い頃からとにかく何でも挑戦してきた。その闘志は34歳とベテランの域に達した今でも衰えていない。

2年後、日本で行われるパラリンピックでは、きっと表彰台の真ん中に立つ姿を見せてくれるに違いない。


中村智太郎(なかむら・ともたろう)

中村智太郎選手(水泳)

1984年7月16日生まれ 34歳 和歌山県出身

日阪製作所所属 先天性両上肢欠損

パラリンピックは04年アテネから16年リオデジャネイロまで4大会連続出場。04年アテネ100m平泳ぎ銅メダル、12年ロンドン大会100m平泳ぎ銀メダル。

平泳ぎのスペシャリストとして、長く国内外で活躍している。

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