警察官を名乗る不審電話相次ぐ 佐世保市内 県警が注意呼び掛け

 佐世保市内の高齢者宅に12日、警察官を名乗る不審電話が相次いだ。長崎県警には8件(午後5時現在)の相談が寄せられた。長崎県警は高齢者を狙った特殊詐欺の兆しとみて、注意するよう呼び掛けている。

 長崎県警生活安全企画課によると、午前9時40分ごろから午後4時ごろにかけて、高齢者宅に警察官や「銀行協会」を名乗る男から電話があり、「犯人を逮捕したところ、あなた名義のキャッシュカードが偽造されていた」「確認したいので捜査員を家に向かわせる」と話した。被害は確認されていない。

 長崎県警生活安全企画課は「警察官が家を訪ねてキャッシュカードを預かったり、暗証番号を尋ねたりすることはない。不審な電話があれば、最寄りの警察署に事実確認してほしい」としている。

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