伊藤忠丸紅鉄鋼、社会貢献活動で「布チョッキン」 カンボジアの子どもたちに遊具を

 伊藤忠丸紅鉄鋼(MISI)は今月を「MISI環境CSR月間」と定め、様々な環境配慮・社会貢献活動を行っている。13日昼には、社員らから集めた布を切って最終的にカンボジアの子どもたちへの遊具提供につなげる社会貢献活動「布チョッキン」を開催。兼田智仁社長もハサミ片手に、社員らと一緒に手際よく布を裁断した。

 「布チョッキン」は、古着やハギレをリサイクルし、型に合わせて布をカット。それに募金を添えて認定NPO法人「幼い難民を考える会」を通じてカンボジアに輸送。現地の女性らが布を縫製して人形やボールの遊具を作る。カンボジア国内の子供たちに遊具を届けるだけでなく、現地女性に仕事の機会をつくる社会貢献・ボランティア活動として注目されている。MISIでは今月の毎週火曜日と木曜日に同イベントを開催。昼休みの時間帯を利用し、毎回多くの社員が参加している。

 今年の環境CSR月間のテーマは、昨年に引き続き「日本橋をもっと学ぼう!」。今月中に省エネ・省資源活動として、社内電気使用量やゴミ排出量の削減を推進。関連イベントとして、布チョッキンのほかにも地域美化活動やビルのバックヤード見学、日本橋の史跡・老舗を巡るミニツアーなどを開催する予定になっている。

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