最優秀監督賞の受賞者が発表 アはメルビン、ナはスニッカー

日本時間11月14日、今季の最優秀監督賞の受賞者が発表され、ア・リーグはアスレチックスのボブ・メルビン監督、ナ・リーグはブレーブスのブライアン・スニッカー監督が選出された。アスレチックスは前年から22勝増、ブレーブスは同18勝増をマークしており、これは各リーグで最多の数字。アスレチックスは開幕時点の年俸総額がメジャー最少であり、ブレーブスは再建途上であると見られていたが、これらのチームをポストシーズンへ導いた手腕を高く評価され、今回の受賞に至った。

メルビンは1位票18、2位票10、3位票1で合計121ポイントを獲得。レッドソックスのアレックス・コーラ監督(79ポイント)、レイズのケビン・キャッシュ監督(57ポイント)を上回り、ダイヤモンドバックス時代の2007年、アスレチックスでの2012年に続く自身3度目の受賞となった。同賞を3度以上受賞したのは、ボビー・コックス、トニー・ラルーサ(ともに4度)、ダスティ・ベイカー、ジム・リーランド、ルー・ピネラ、バック・ショウォルター、ジョー・マドンに続いて史上8人目の快挙。メルビンは「コーチ陣と選手たちが本当に素晴らしい絆と信頼関係を築いてくれた。それが予想以上の躍進を可能にしてくれたんだ」とコーチ陣と選手たちへの感謝を口にした。

一方のスニッカーは1位票17、2位票9、3位票4で合計116ポイントを獲得。ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督(99ポイント)、ロッキーズのバド・ブラック監督(41ポイント)を上回り、監督として最高の栄誉を初めて受賞した。選手としてのメジャー経験はないものの、40年以上にわたってブレーブスの組織の一員としてチームに貢献してきたスニッカー。「私はいつもチームに対して『調子が良くても悪くても気にするな。今日が本当に良いことの始まりになるかもしれないし、今日から連勝が始まるかもしれないんだから』と言い続けてきたんだ」と今季の戦いを振り返り、受賞を喜んでいた。

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