マクラーレンF1首脳、2019年インディ500参戦にあたって新規チームを設立すると明言

 マクラーレンF1チームのCEOを務めるザック・ブラウンは、来年のインディ500参戦にあたっては、まったく新しい“マクラーレン・レーシング”を設立すると述べている。

 マクラーレンは、インディカーにおける伝説的なイベントにフェルナンド・アロンソが初挑戦してから2年後となる来年の5月に、再び彼とともに同シリーズに復帰することを発表した。

 2017年のインディ500では、マクラーレンはアンドレッティ・オートスポートと提携しており、来年も同社と何らかのかたちで手を組むことが予想されている。しかしチームは“マクラーレン・レーシング”の名の下に独立してレースに参戦することになるという。

「マクラーレン・レーシングとして参戦することになる」とブラウンはRacerに語った。

「完全に別個のチームとして設立される。我々は多くのリソースを抱える大規模なレーシングチームであり、参戦したらF1にもインディにも、双方とも妥協することなしに、最大限の努力を注ぐことができると強く確信している」

「スタッフは現在F1チームに所属しているスタッフとは別になる。我々と関係のある人々でチームは構築されるだろう。新たなマクラーレンのチームとなる」

「今に始まった計画ではない。我々は常にマクラーレン・レーシングとして参戦する野望を持っていた」とブラウンは付け加えた。

「前回は不可能とも思えたが、非常に短期間で参戦を決めた。発表からレースまで6週間だったが、そこまで早くレーシングチームを作ることはできない」

「つまりマクラーレン・レーシングとして参戦することは、我々自身と株主がやりたかったことのひとつだったのだ」

「それが今日発表を行なった理由だ。我々独自のチームのためにリソースと人材を集めるための時間を作るのだ」

 マクラーレンが独自のチームを設立する選択をしたことで、2020年にはフル参戦も実現するかもしれず、その可能性をブラウンも否定していない。

「確かに我々は機材と人、リソースを揃えられる状況にある。したがって最終的にフルタイム参戦することになったら、すぐにでもスタートすることができるだろう」とブラウンは語った。

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