2019年シーズンの新人王候補たち ゲレーロJr.とアロンゾに注目

昨日、2018年シーズンの新人王が発表され、ア・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が選出された。では、来季の新人王候補にはどのような選手がいるのだろうか。MLB公式サイトではジョナサン・マヨが毎年恒例の新人王予想を行っており、来季の新人王候補として各リーグから5人ずつの若手有望株をピックアップしている。

まず、ア・リーグの新人王候補に挙げられたのは、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ジョシュ・ジェームス(アストロズ)、ダニー・ジャンセン(ブルージェイズ)、イロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)、カイル・タッカー(アストロズ)の5人だ。なかでも注目は殿堂入りの父を持つゲレーロJr.だろう。現在の球界において最高の若手有望株と評されており、来季の新人王筆頭候補の1人である。今季はAA級で4割を超える打率をマークし、19歳にしてAAA級に到達。そのAAA級でも30試合に出場して打率.336、6本塁打、OPS.978の好成績をマークした。順調にいけば来季の早い段階でメジャーデビューを果たす可能性があり、ゲレーロJr.が自慢の強打をメジャーの舞台で発揮する日もそう遠くはないだろう。

一方のナ・リーグはピーター・アロンゾ(メッツ)、ケストン・ヒウラ(ブリュワーズ)、ビクトル・ロブレス(ナショナルズ)、ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ)、トゥキ・トゥサント(ブレーブス)の5人が新人王候補に挙げられている。このなかで注目したいのがメッツのアロンゾ。今季はメジャーデビューこそ実現しなかったものの、AA級の65試合で15本塁打、52打点、AAA級の67試合で21本塁打、67打点をマークし、シーズン通算36本塁打はマイナー全体でトップの数字。来季中のメジャーデビューは確実な情勢となっている。メッツは来季、アロンゾを正一塁手として起用することも検討しており、マイナー屈指の打棒がどこまで通用するか注目が集まりそうだ。

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