ヘリから世界遺産を遊覧クルーズ 24、25日

 島原半島観光連盟は長崎県南島原市内で24、25両日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を記念し、構成資産の一つ、原城跡(南有馬町)などを上空から眺めるヘリコプター遊覧クルーズ「世界遺産を『空』から!」を初めて開く。
 ヘリは同市西有家町の須川港多目的防災広場を発着点に、約5分間フライト。戦国時代のキリシタン大名有馬晴信の居城で、キリシタン文化繁栄の象徴だった日野江城跡(国指定史跡、北有馬町)と原城跡を巡る。
 試験飛行が14日あり、観光関係者や報道陣計約30人が試乗。快晴の空の下、上空約180メートルから見下ろす両史跡の景色を堪能した。
 両日とも午前8時半から受け付け(予約不可。先着順で現地申し込みのみ)。運航は同9時~午後4時で、天気が良ければ1日最大約40回飛ぶ予定。当日の回数短縮や中止は同連盟ホームページで随時知らせる。中学生以上3千円、小学生以下2千円。
 観光連盟の担当者は「普段は見られない鳥の目線から、両史跡や半島、青く輝く有明海の風景を楽しんでほしい」としている。

ヘリコプターから見下ろした原城跡=南島原市南有馬町
遊覧クルーズで使用されるヘリコプター=南島原市西有家町、須川港多目的防災広場

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