サイ・ヤング賞発表 レイズ・スネルとメッツ・デグロムが初受賞

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日本時間11月15日、今季のサイ・ヤング賞の受賞者が発表され、ア・リーグはブレイク・スネル(レイズ)、ナ・リーグはジェイコブ・デグロム(メッツ)が選出。ともに嬉しい初受賞となった。勝利数や投球回数といった旧来の指標を重視する場合、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)やマックス・シャーザー(ナショナルズ)が対抗馬になると見られていたが、結果的には防御率1点台という圧巻のパフォーマンスを見せた両投手が選出。先発投手の評価基準が大きく変わりつつあることを感じさせる選考結果となった。

スネルは31試合に先発して21勝5敗、防御率1.89、221奪三振の好成績をマークし、最多勝と最優秀防御率の二冠を獲得。しかし、投球回数が180回2/3と少なく、これがマイナス材料になると見る向きもあった。ところが、スネルは30人の投票者から1位票17、2位票11、3位票2を集め、合計169ポイントを獲得。リーグ2位の214回を投げて16勝9敗、防御率2.52、290奪三振をマークしたバーランダー(154ポイント)を上回り、球団史上2人目となるサイ・ヤング賞に輝いた。なお、スネルの投球回数はサイ・ヤング賞を受賞した先発投手としては歴代最少記録となっている。

一方のデグロムは32試合に先発して10勝9敗、防御率1.70、269奪三振をマークし、最優秀防御率のタイトルを手にした。防御率は次点のアーロン・ノラ(フィリーズ)に0.67もの大差をつけており、リーグで最も優れたピッチングを見せた投手であることに疑いの余地はないものの、打線の援護に恵まれず10勝どまり。シャーザーが18勝7敗、防御率2.53、300奪三振の好成績で最多勝と最多奪三振の二冠に輝いていたこともあり、シャーザーを最有力候補に挙げる声もあったが、デグロムは1位票29、2位票1で合計207ポイントを獲得してシャーザー(123ポイント)に大差をつけた。なお、デグロムの10勝はサイ・ヤング賞を受賞した先発投手としては歴代最少記録。また、6位には日本球界からの復帰1年目で18勝をマークして最多勝のタイトルを手にしたマイルズ・マイコラス(カージナルス)がランクインしている。