日本管材センターと古島、業務提携し営業基盤相互活用

 大手管工機材商社の日本管材センター(本社・東京都中央区、社長・関根章人氏)と古島(本社・東京都中央区、社長・北垣信義氏)は、今月1日付で業務提携契約を締結した。両社の得意分野である営業基盤を相互活用することで、シナジー効果を追求していく。

 日本管材センターは1967(昭和42)年1月設立。首都圏を中心に強固な直需型営業販売網を構築している。年商は約517億円。一方、古島は1917(大正6)年設立と100年以上の歴史を誇る。全国に7支店、13営業所の営業拠点のほか関連会社6社を設けており、配管・建築設備問屋業に専従した営業活動を展開している。年商は約295億円。

 管材業界は近年、倉庫人員や営業、配送面での人手不足、人材確保難の問題が表面化している。自社の物流や在庫面での業務効率化、生産性改善を図りたいという両社の思惑が一致した。

 今回の業務提携で両社は、設備資材販売、配管材料専門商社としての企業価値向上を図る。営業基盤の補完に加えて、顧客に対する配送サービス拡充、情報インフラの共有化による業務効率化も期待される。

© 株式会社鉄鋼新聞社