【プレミアリーグ】フラム新監督にラニエリ氏が就任!前監督とはある深い関係に

フラム新監督に就任となったラニエリ氏

プレミアリーグ第12節時点で最下位と不振に陥っているフラムは、スラビシャ・ヨカノビッチ監督の解任を発表。新たにクラウディオ・ラニエリ氏を招聘した。プレミアでは今季初の監督交代となったが、ヨカノビッチとラニエリはある思い出深い関係にあった。

ラニエリ氏はプレミアリーグでチェルシーやレスター・シティを指揮した経験を持ち、2015-16シーズンには「奇跡の優勝」といわれたレスターで監督を務めていた人物。2017年2月に成績不振でレスターを解任になって以来の監督業復活である。

一方で今シーズン2部から昇格を果たしたフラムは、大量11人の大型補強を今夏に敢行し、5年ぶりのプレミアリーグを迎えた。しかし、第3節バーンリー戦以降1勝も挙げることができず、下位チームとの対決にも負け続けて直近リーグ6連敗となっていた。この結果を踏まえてフラムのシャヒド・カーン会長は、今週ヨカノビッチ解任を発表。「彼はチャンピオンシップ時代に多大なる貢献をいてくれたが、チームの為に決断しなければならなかった」と語っている。

現役時代の恩師とバトンタッチとなったヨカノビッチ前監督

フラムの前監督と新監督という位置づけとなったヨカノビッチとラニエリだが、二人は18年前にチェルシーで選手と監督という関係で共に仕事をした経験を持つ。ラニエリがチェルシーを指揮していた2000年、ロベルト・ディ・マッティオが長期離脱のため代役を探していたラニエリは、当時32歳でデポルティボに所属していたヨカノビッチに注視。170万ポンド(約2億円)で獲得すると、晩年の域に達していたヨカノビッチは50試合以上に出場しサポーターのお気に入りに。名実ともにクラブに名を残した選手となった。

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