日本代表の歴代ユニフォームを見る!2008年「ご来光モデル」

年内最後の代表戦となるベネズエラ代表戦(16日)とキルギス代表戦(20日)を控えている日本代表。

森保監督率いる新生日本代表は、9月の始動から3連勝とここまで好調。この11月の2連戦が終われば、次はいよいよタイトル奪還の期待が懸かる来年1月のアジアカップだ。

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過去の歴代日本代表ユニフォームを振り返る当企画。今回は主に2010年W杯アジア予選を戦った「ご来光モデル」をご紹介しよう。

日本代表 ご来光モデル

「ご来光モデル」は、2008年と2009年に使われたユニフォームの通称。放射状に伸びるゴールドのラインは、代表チームのさらなる飛躍を表現している。デザインのテーマは「日本魂」だった。

このキットは2010年南アフリカW杯アジア3次予選と最終予選、2011年アジアカップ予選などで使用。また、大会規定により一部デザインを変更して、2008年の北京オリンピックでも着用している。

日本代表 2008-09 ホーム ユニフォーム

ホームキットは、2008年1月26日に旧国立競技場で行われたチリ代表とのキリンチャレンジカップでデビュー。試合は0-0で引き分けている。

色はこれまでよりも明るいブルーを基調。グラデーションを施したゴールドの放射状のラインが、“日の出”を思わせるデザインだ。だが、明るいブルーにゴールド(イエロー)というカラーコンビネーションに関しては、当時は賛否が分かれた。

パンツはホワイト、ソックスはブルーが基本スタイル。だがブルーのパンツも度々使われていた。ソックスには日の丸をあしらう。胸番号を右胸にプリントするスタイルは、前モデル(刃文モデル)から継続する。

首周りはイエロー/レッド、袖口はイエローで彩る。イエロー/レッドはもちろんエンブレムの2色だ。画像は2008年7月24日に行われた、U-23日本代表対U-23オーストラリア代表戦での一場面。

日本代表 2008-09 アウェイ ユニフォーム

アウェイキットは伝統のホワイトで、ご来光の放射状デザインはホームキットと同じ。袖には明るいブルーのスリーストライプスが入る。2008年6月7日に行われたW杯アジア3次予選・オマーン代表戦で初使用となった。

日本代表 歴代 ユニフォーム 中村俊輔

アウェイの基本スタイルはブルーのパンツにホワイトのソックスだが、全身ホワイトも比較的多かった印象。

首周りはレッド/イエロー、袖口はレッドでそれぞれ彩る。そのため日の丸カラーに近い印象を受ける。

GKキットはブラックと蛍光イエローの2色が用意された。

日本代表 2008年 北京オリンピック ユニフォーム

ご来光モデルは2008年の北京五輪でも使われた。だが国際オリンピック委員会(IOC)の通達により、そのデザインは大幅な変更を強いられている。

各キットの共通点として、ヤタガラスのエンブレムは日の丸へ変更し、adidasのトレードマークのスリーストライプスは外された。

この変更理由は、商業色を薄める意味や、出場国はサッカー協会ではなく「各国のオリンピック委員会(日本の場合はJOC)」という考えが根底にあるためだ。

そのため日本代表は、メキシコ大会以来40年ぶりに日の丸を付けて五輪に臨んだわけだが、このレアなユニフォームの市販品は、あっという間に完売。IOCが商業色を排した規定の結果、皮肉にも注目度は逆に高まった。

北京五輪の女子サッカーは、なでしこジャパンがそのまま参戦。ユニフォームは通常のキットと同様に、男子用とは別バージョンが登場。首周りや袖口はピンクで彩る。袖のなでしこカラーが可愛らしい。

アウェイの首周りと袖口はブルーで彩る。袖のなでしこカラーはホームと同じ。

2008-09モデルは2009年10月でその役目を終え、11月には後継の2009-10「革命の羽」モデルが登場する。

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