国内外の核軍縮専門家らが集まり、核廃絶への道筋を考える「第6回核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」が16日に長崎市で開幕するのを前に、海外パネリストとして参加する米国の平和活動家で長崎平和特派員の2人が15日、同市松山町の爆心地公園で献花し、犠牲者を慰霊した。
2人はキャサリン・サリバンさん(51)とスーザン・サザードさん(62)。サリバンさんは、被爆者をニューヨーク市の高校に派遣し、生徒たちが被爆体験を直接聞く機会を提供するプログラムのディレクターを務める。サザードさんは被爆者や専門家を取材し、被爆70年の2015年に長崎原爆の実相に迫る書籍を米国で出版した。
献花後、サザードさんは「この集会で参加者が学び合い、被爆者の話を後世につなげる効果的な方法を生みだし、核の時代を終わらせたい」と述べた。
2人が登壇する分科会2の第一部は17日午前9時半~11時半、平野町の市平和会館ホール。2人はシンポジウムで、被爆者や被爆3世らと「被爆の継承」について語る。
きょうから地球市民集会 海外パネリスト2人献花
- Published
- 2018/11/16 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 13:15 (JST)
© 株式会社長崎新聞社