精神障害者の就労 職場づくりが鍵 新潟で雇用推進フォーラム

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精神障害者の受け入れについて学んだフォーラム=14日、新潟市中央区

 企業の障害者雇用を推進し、職場定着を目指すフォーラム(ハローワーク新潟、県、新潟市主催)が14日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。企業関係者ら約170人が参加し、近年求職が増えている精神障害者について理解を深め、県内企業の先行事例から雇用のノウハウを学んだ。

 ことし4月から障害者の法定雇用率を算定する対象に、発達障害や統合失調症などを含む精神障害者が加わり、民間の法定雇用率は2・0%から2・2%に引き上げられた。ハローワーク新潟によると、管内の精神障害者の求職登録件数は10年前から約6倍に増え、17年度は障害者全体の約半数を占めた。

 フォーラムでは、新潟市こころの健康センターの福島昇所長が精神障害について講演。人によって得手不得手が異なる点を指摘し、「本人に合った職場づくりが鍵になる」と語った。

 企業によるパネルディスカッションでは「現場任せにせず会社全体で障害者の特性や必要な配慮を共有している」「(障害者と)一緒に働く担当者のフォローも専門家に依頼し、定期的に行っている」など、受け入れの工夫が紹介された。

 ハローワーク新潟の萩原義博所長は「障害者の雇用や定着を進めるには職場の理解が不可欠だ。支援機関なども積極的に活用してほしい」と話した。