ワールドカップを終え、それぞれの代表チームが新しいメンバーでスタートを切っている2018年秋。
そんな中、今一度代表から遠ざかっている選手たちを整理してみた。この中から再び代表に選ばれる選手は現れるのだろうか。
アンデル・エレーラ(スペイン)
マンチェスター・ユナイテッドというビッグクラブで主力として活躍しているものの、スペイン代表にはあまり呼ばれていないエレーラ。
実力は間違いないはずだが、スペインの中盤の層の厚さは尋常ではなく、ベンチに入ることすら厳しいようだ。スペイン代表においてはエレーラは海外組ということになるが、バルセロナ、レアルの選手が多くを占める中ではユナイテッドのプレーヤーですら霞んでしまうのかもしれない。
ナウド
ナウドはフリーキックを得意とするオフェンス力のあるブラジル人センターバックだ。
今年で36歳になる大ベテランで、10年以上ブンデスリーガでプレーしている実力者だが近年の代表歴は全くない。ただし、現ブラジル代表のチッチ監督が関心を寄せている他、かつてブラジルではリカルド・オリヴェイラが8年ぶりに35歳という年齢で代表に復帰したという例もある。
これからナウドが招集される可能性もまだまだある、かもしれない。
マウロ・イカルディ(アルゼンチン)
イカルディはインテルでは素晴らしいストライカーかもしれないがアルゼンチン代表では未だゴールがない。
“略奪結婚”はアルゼンチン国内でもイメージを下げたようで、それによってサッカー選手として正当な評価をされていないことは代表招集を妨げていた原因の一つと言える。
ロシア・ワールドカップの代表には選ばれなかったが、その後はメンバー入りしており、イグアインに代わる9番として今度こそ選手としての真価が問われる。
フェリペ・アンデルソン(ブラジル)
ラツィオでブレイクし、今夏ウェストハムにクラブレコードとなる移籍金で入団したアンデルソン。
かつてはネイマールと比較され、リオ五輪金メダル獲得時のブラジル代表メンバーでもあったがA代表にはあまり縁がない。現在のブラジル代表の二列目はワールドクラスの選手に加え、ブラジル国内からも若手が選出されていて非常に充実している。
現段階で招集されるには厳しいが、プレミアリーグで活躍できればセレソンへ選ばれるのもそう遠くないと言える。
ハビ・マルティネス(スペイン)
間違いなくトップクラスだが代表に呼ばれない選手といえばハビ・マルティネスである。
所属先のバイエルンで好調を維持していたにも関わらず、ロシア・ワールドカップのスペイン代表に選ばれなかったことは驚きであった。それでも本人は代表入りにこだわっており、招集されればこれからのスペインにとってプラスになることは間違いない。
しかしルイス・エンリケに監督が代わっても、まだスペイン代表には呼ばれていないという状況である。