任期満了に伴う愛媛県知事選挙は11月1日(木)に告示され、新人の田尾幸恵(たお・ゆきえ)氏(49)、共産党が推薦する新人の和田宰(わだ・つかさ)氏(66)、自民党・国民民主党が推薦する現職の中村時広(なかむら・ときひろ)氏(58)の無所属3名が立候補しました(紹介は届出順)。
今回の知事選挙は、2期8年間の中村県政への評価、西日本豪雨災害からの復興、四国電力伊方原発の是非などが争点と考えられます。
看護師として現場で培った経験を県政に活かしたい。新人 田尾幸恵氏
田尾氏は松山赤十字看護専門学校卒業。松山赤十字病院、愛媛大学医学部付属病院、社会保険城東病院、南古谷病院など、病院・クリニック・居宅介護支援事業所に勤務。2007年に武蔵野大学通信教育部を卒業しました。
田尾氏は看護師やケアマネージャーとして培った実務経験とスキルを活かした政策「県政をトリアージ 若者が希望を持てる愛媛県」を掲げています。
県民のいのちやくらしに寄り添う県政を。新人 和田宰氏
和田氏は宇和島市出身、県立吉田高等学校機械科卒業。徳島市の行政書士事務所勤務を経て、愛媛県内の学校で教員となり障害児教育に携わりました。1987年に愛媛県教職員組合書記長となり、その後は調剤薬局などを運営する「えひめ保健企画」に勤め、2014年に退職してからボランティアとして反原発運動に取り組んでいます。
和田氏は原発廃炉・障害児雇用・9条改憲反対を中心とした以下の政策を掲げています。
挑戦・実行・現場主義・オール愛媛を基本姿勢に故郷づくりを進めたい。現職 中村時広氏
中村氏は慶應義塾大学法学部法律学科卒業。三菱商事株式会社を経て1987年の愛媛県議会議員選挙に初当選。1990年に衆議院選挙に立候補しましたが落選し、1993年の衆院選で初当選を果たしました。1996年の衆院選には落選したものの、1999年の松山市長選挙に出馬し、初当選。3期務めた後、2010年の愛媛県知事選挙に鞍替え出馬をして初当選。2014年に再戦し、今回は3期目の挑戦となります。
中村氏は政策「みんなでつくろう、愛顔(えがお)あふれる愛媛県 ~第三ステージ~」を掲げました。
松山市長選挙とのダブル選挙、気になる投票率は?
愛媛県知事選挙の投開票は、松山市長選挙と同日の11月18日(日)に行われます。4年に1度しかない、知事や市長を選ぶ貴重な機会です。ぜひ投票所へ足を運んでください。期日前投票や当日の投票所については、愛媛県選挙管理委員会のページをご確認ください。
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