祝! 世界遺産 果実酒「オラショ夏香」 平戸・福田酒造が限定発売

 平戸市志々伎町の福田酒造は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録を記念し、構成資産「平戸の聖地と集落」に含まれる安満岳の湧水や地元産夏ミカンを使った果実酒「ORATIO NATUKA(オラショ夏香)」を県内限定発売した。
 オラショ夏香は、市内の果樹園で5~8月上旬に収穫される夏ミカン「平戸夏香」を手搾りし、自社製の米焼酎とブレンド。安満岳の山頂付近の軟水を仕込み水に使った。アルコール度数は10度で、控えめな甘さと高い酸味ですっきりした飲み口だという。
 オラショは祈りを意味し、瓶のラベルはステンドグラスをイメージした。同酒造の福田信治常務(32)は「地元のミカンとの初めてのコラボ。多くの人に楽しんでほしい」と話した。
 オラショ夏香は、500ミリリットル1190円。400本限定。同酒造(電0950・27・1111)。

「ORATIO NATUKA」をPRする福田常務=平戸市、福田酒造

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