お天気キャスター大集合イベント開催 楽しく学ぶ

昨日16日(金)、テレビ・ラジオでおなじみのお天気キャスター、気象予報士が大勢参加して、防災などについて考えるイベントが開かれました。今年で8回目を迎えるこのイベントは、11月5日の「津波防災の日」を広く知ってもらい、気象や防災について楽しみながら関心を深めてもらおうと行われているものです。

今年は、気象庁東京航空地方気象台長の三浦 郁夫さんや新潟県十日町市まちの営業マン、桑原善雄さんをゲストに招いて行われました。

桑原さんは、世界屈指の豪雪地帯、十日町市の人たちが雪と共存しながら生活してきたことを紹介。雪の量もさることながら雪を処理する技術も世界一だそうで、作業をされる方は、1センチ単位で重機を操れるそうです。

その一例として「雪まつり」が紹介されました。「雪を友とし、雪を楽しむ」という市民の皆さんの思いから生まれたまつり。絹織物製品の生産が盛んな町のため、デザインは絹織物の職人さんが行い、市民が重機を使って作り上げるそうです。

ともすれば厄介な自然を楽しむという素晴らしいイベントとなっていて、私たちがこれから自然や災害と向き合う一つのヒントを与えてくれているようにも感じました。

気象予報士・長谷部 愛

画像について:16日東京都渋谷区 お天気キャスター大集合18' (撮影:気象予報士・長谷部愛)

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