来年版の県民手帳 初めて西暦表記を採用

 長崎県統計協会は来年版の県民手帳の販売を始めた。60年以上、発行されている中、来年版は初めて年の表記に西暦を採用した。来年5月に改元予定の新元号が未発表のためだ。

 長崎県統計課によると、再来年版は再び元号表記に戻る可能性が高いという。そうなると、西暦表記の県民手帳はかなりレア物になりそう。

 このほか西日本豪雨や北海道地震など災害が多発した今年の世相を反映し、災害への備えを記したページを初めて作成。長崎県庁の住所も「江戸町」から「尾上町」に変わった。「実は時代に合わせてひっそりと変化しているんです」と担当者。

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