LINEで熊本市の魅力発信 熊本大生が“専属記者”に 同世代向け「関心持って」

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市のLINE公式アカウントの専属記者をしている、左から高山さん、江村さん、櫻井さん=熊本市役所
熊本市のLINE公式アカウントで配信されている「ドコクマ」。熊本大生4人が気になるスポットや話題を取材している

 熊本市は、3月に始めた無料通話アプリ「LINE(ライン)」公式アカウントによる情報発信で、若い世代に働きかけようと熊本大の学生4人に“専属記者”を依頼した。学生たちは市内の気になるスポットや飲食店などを精力的に取材し、足で稼いだ情報を紹介している。

 市公式アカウントは、イベントや子育て、健康、復興といった会員が選んだテーマに沿った情報が送られる。会員数は10月末で約2万人。開設7カ月あまりで市の公式ツイッター(約8千人)、フェイスブック(約1万5千人)の会員数を上回り、順調な滑り出しとなった。だが、年代別では40代が最多の23・3%、30代21・3%、50代12・1%で続く。20代は5・8%、10代は1%に届かないなど若い世代への浸透には“苦戦”している。

 切り札として投入されたのが専属記者で、市が熊本大法学部の伊藤洋典教授に依頼。伊藤ゼミの学生、高山未来さん(23)、江村和大さん(20)、櫻井理紗さん(21)、宮崎絵理さん(21)が無報酬で引き受けた。

 4人による情報発信は10月からスタートし、「ドコクマ」のタイトルで週1回程度。1回1人で担当し、ネタ探しから、取材、撮影、原稿作成まで全て手掛けている。

 これまで田崎市場で食べられる朝ご飯を紹介したり、全国で唯一みその神様を祭る「味噌[みそ]天神宮」の由来に迫ったりした。若い世代に届けたいと考える情報や、共感してもらえるネタを選んでいるという。「堅苦しくならないよう絵文字やくだけた表現を使い、記事を読まなくても写真で分かるように気を付けている」と高山さん。江村さん、櫻井さんも「同世代が市の情報に関心を持つ、きっかけを作りたい」と力を込めた。

 「ドコクマ」の配信は12月末まで期間限定。市公式アカウントのIDは@kumamotocity(木村恭士)

(2018年11月18日付 熊本日日新聞朝刊掲載)