皇后さま、石牟礼さんの能鑑賞

追悼公演、生前に交流

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故石牟礼道子さんの新作能「沖宮」を鑑賞された皇后さま=18日午後、東京都渋谷区の国立能楽堂(代表撮影)

 皇后さまは18日、東京都渋谷区の国立能楽堂を訪れ、生前に親交があった作家の故石牟礼道子さんの追悼公演で、石牟礼さん原作の新作能「沖宮」を鑑賞された。石牟礼さんは水俣病患者の過酷さを描いた著書「苦海浄土」で知られ、今年2月に90歳で死去。皇后さまは4月、都内で開かれたしのぶ集会にも、開会前に会場を訪れ献花した。

 沖宮は、石牟礼さんの出身地、熊本県天草地方を舞台に、村のために人柱となった少女を、島原の乱で亡くなった天草四郎の霊が導く物語だ。皇后さまは真剣な表情で見入った。

 水俣病の被害を訴え続けた石牟礼さんは皇后さまに手紙を送り、胎児性患者との面会を求めた。