三協立山、環境省から大臣表彰 省エネ窓の開発評価

 三協立山は環境省から2018年度の地球温暖化防止活動大臣表彰を受けたと発表した。表彰は地球温暖化の防止に顕著な功績のあった個人・団体の功績をたたえるもので、1998年から毎年行われている。今年度は39の受賞案件があり、同社では住宅の省エネを実現する「ダイナミックインシュレーションを用いた窓システム」の開発が評価された。

 ダイナミックインシュレーション窓は内窓と外窓の二重窓で熱の移動と逆方向に換気するもので、逃げる熱を回収できるため空調エネルギーの節減に貢献する製品。従来の断熱サッシと比較すると最大10倍の断熱性能を実現している。また結露の低減に貢献することも特長。

 同社では技術開発・製品化部門で表彰対象となった。表彰式は12月3日に東京都千代田区のイイノホール&カンファレスセンターで行われる。

© 株式会社鉄鋼新聞社