12月7~19日、オスプレイ最大4機 日米共同訓練2018

日出生台、夜間飛行も

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日米共同訓練について広瀬勝貞大分県知事らに説明する九州防衛局の三貝哲局長(右端)=19日午後、大分県庁、撮影・首藤洋平

 九州防衛局は19日、米軍の垂直離着陸型輸送機オスプレイを使った日米共同訓練を12月7~19日に大分県の日出生台(ひじゅうだい)、十文字原(じゅうもんじばる)の両陸上自衛隊演習場などで実施すると発表した。同機は12、16の両日に2機ずつ使用し、日出生台に着陸する予定。12日は夜間飛行も計画している。安全性が不安視されるオスプレイが県内の演習場で運用されるのは初めて。

 防衛局の三貝哲(みかい・さとし)局長らが県庁を訪れ、県や両演習場がある3市3町の首長らに訓練の概要を説明した。

 県などは「既に米軍の実弾砲撃訓練を受け入れ、沖縄の負担軽減に十分協力している」との立場。共同訓練をしないよう国に強く求めていたことから、広瀬勝貞知事は「誠に遺憾。オスプレイの安全性に大きな心配を持っている。すんなり了解するわけにはいかない」と反発し、さらに説明を求める意向を示した。

 防衛局によると、訓練は陸自と米海兵隊の連携強化や共同対処能力の向上が目的。日本側が陸自第4師団第41普通科連隊(別府駐屯地)を中心とした約750人、米側は沖縄駐留の第3海兵師団第4海兵連隊の第2―23大隊や第1海兵航空団第36海兵航空群などの約250人が参加する。主要装備は60ミリ迫撃砲など。

 使用するオスプレイは沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の所属機。

 7日に開始式があり、作戦会議などの指揮機関訓練(9~11日)、射撃やオスプレイを使った空中機動を含む機能別訓練(9~12日)、空中機動などの総合訓練(15~17日)を実施。19日に終了式をする。7、12日は報道機関に公開する。13日は米兵が集団で県内の史跡や景勝地を見学する予定。日程は天候などで変更の可能性があり、オスプレイは事前に習熟飛行をする場合があるという。

 共同訓練が県内であるのは2012年8月以来6回目。

<メモ>

 日出生台演習場は広さ約5千ヘクタールで、西日本最大の陸自演習場。1987~2012年にかけ、日米共同訓練が5回実施された。これとは別に2018年2月、4年連続13回目となる在沖縄米軍の実弾砲撃訓練があった。防衛省は4月、九州で10~12月に共同訓練を計画していると発表したことから、県と地元3市町は日出生台で訓練を実施しないよう国に要請していた。