池内精工、自家発電設備を更新 災害時の電力供給にも活用

 磨棒鋼・CH鋼線メーカー大手の池内精工(本社・神奈川県横須賀市、社長・山岡景一郎氏)は本社工場の自家発電設備を更新する。また災害などの停電時には同社の自家発電設備から電気自動車(EV)へ充電し、市内の避難拠点などの電源として活用する。きょう20日、横須賀市と日産自動車、同社で共同記者会見を行う。

 近年台風や地震などの自然災害により、発電所からの電力供給が停止して一時的な停電が生じる事例が増えている。日産自動車ではリーフなどの電気自動車の蓄電池を活用し、蓄電池を電力系統に接続して充放電する技術の構築、災害対策を進めている。

 同社では今回の発電設備の更新に合わせて、自家発電機からEVなどへ充電し、近隣市内の停電時の電源や電力供給に活用する。

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