山中が続いた!日本代表、「デビュー戦で即ゴール」を記録した現役5選手

今月、日本代表に初招集された山中亮輔が、デビュー戦となったキルギス代表との国際親善試合でいきなりゴールを記録した。

これは代表史上31人目の快挙となる。そこで今回は、日本代表のデビュー戦でいきなりゴールした経歴を持つ現役の5選手を紹介しよう。

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工藤 壮人

日時:2013年7月21日
試合:EAFF 東アジアカップ2013 決勝大会
結果:日本代表 3-3 中国代表
日本代表の得点者:栗原 勇蔵 (32分)、柿谷 曜一朗 (59分)、工藤 壮人 (60分)

国内組で臨んだこの年のEAFF 東アジアカップ。

当時、柏レイソルでゴールを量産していた工藤壮人はこの代表チームで背番号「9」を与えられ、初戦となる中国戦で初ゴールをあげた。

工藤はこの年の9月に行われたグアテマラ戦でも招集を受け、得点をマーク。しかし、2014年ワールドカップに向けた登録メンバーには選ばれず、発表後にはTwitterで「素直に、悔しい」という感情のこもった一言を投稿した。

柿谷 曜一朗

日時:2013年7月21日
試合:EAFF 東アジアカップ2013 決勝大会
結果:日本代表 3-3 中国代表
日本代表の得点者:栗原 勇蔵 (32分)、柿谷 曜一朗 (59分)、工藤 壮人 (60分)

工藤と同じ試合で、「初出場初ゴール」という快挙を成し遂げたのが柿谷曜一朗だ。

この年、セレッソ大阪で好パフォーマンスを続けていた柿谷は山口蛍、扇原貴宏と揃って日本代表メンバー入り。初戦となった中国戦で先発出場を果たすと、逆転弾となる2点目をマークした。

柿谷は第3戦となる韓国戦でも2得点のをあげるなど活躍し、チームの優勝に大きく貢献。自身も大会得点王に輝き、アルベルト・ザッケローニ監督に存在感をしっかりとアピールした。

柴崎 岳

日時:2014年9月9日
試合:国際親善試合
結果:日本代表 2-2 ベネズエラ代表
日本代表の得点者:武藤 嘉紀 (51分)、柴崎 岳 (67分)

柴崎岳の日本代表デビューは2014年9月にやって来た。

初招集となった2012年の2月のアイスランド戦、ウズベキスタン戦では出場機会がなく、2013年の東アジアカップでは怪我のため辞退。そうした悔しい経験を経て、初招集から約2年半越しのデビューとなった。

ベネズエラとの試合に先発した柴崎は67分に逆転ゴールをゲット。ハビエル・アギーレ監督の信頼を掴み、翌年のアジアカップでも登録メンバー入りを果たす。

試合には敗れたものの、準々決勝のUAE戦では途中出場ながら同点ゴールを決め、試合は延長戦にもつれこんだ。

武藤 雄樹

日時:2015年8月2日
試合:EAFF東アジアカップ2015 決勝大会
結果:日本代表 1-2 北朝鮮代表
日本代表の得点者:武藤 雄樹 (3分)

ベガルタ仙台から浦和レッズに加入し、加入1年目から結果を残した武藤雄樹。

李忠成や興梠慎三とともに強力な3トップを形成すると、その活躍が認められEAFF東アジアカップ2015に向けた日本代表メンバーに選出された。

その初戦となる北朝鮮戦で初出場を飾り、キックオフからわずか3分で初得点までマークした。

武藤は第3戦となる中国戦でもゴールを奪うが、チームは2分1敗で最下位に沈む。武藤の招集歴はこの一度のみである。

中島翔哉

日時:2018年3月23日
試合:国際親善試合
結果:日本代表 1-1 マリ代表
日本代表の得点者:中島 翔哉 (90+4分)

ただいま絶好調のこの男も、日本代表のデビュー戦でゴールを記録している。

中島はリオ五輪で「10番」を背負ったものの、所属クラブのFC東京では目立った活躍ができなかった。しかし彼の性格やプレースタイルが海外向きであることは以前から指摘されており、昨夏ポルトガルのポルティモネンセへ移籍してすぐにその才能が爆発する。

そして今年3月、待望論に応えるように当時のハリルホジッチ監督は中島を招集。このマリ戦では先発起用とはならなかったものの、後半に途中投入されると、アディショナルタイムに同点弾となる初ゴールを記録した。

2010年大会前に本田圭佑が中村俊輔から主役の座を奪ったように、中島がこのゴールで本田の時代を終わらせるかとも思われたが…その後、ハリルホジッチ監督の解任劇が起こり、彼はワールドカップのメンバー入りを逃している。

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