トラフグ唐揚げおいしい! 松浦特産を給食で堪能

 長崎県松浦市が全国有数の生産量を誇る養殖トラフグの唐揚げが19日、市内の全小中学校12校で給食のメニューに提供された。このうち、同市調川町の市立調川小(内野孝司校長)では、全児童113人が地元の特産を堪能した。
 水産業への理解を深めてもらおうと、市と新松浦漁協が2013年度から一部の学校で開始。15年度からは11月29日(いいフグの日)前後に全16校で実施している。今年は19日に旧松浦市域で、29日に福島、鷹島両町で、計2157食分を提供する。
 調川小4年の学級では、同漁協新星鹿支所の養殖生産部会長、村辺勝幸さん(47)が養殖トラフグについて「全国の約半分が長崎県で生産され、中でも松浦は一大産地」と説明した。その後、児童は旬の味覚を味わった。
 森吉慶君(9)は「ほっぺたが落ちるようなおいしさ。全国に誇れる食材だと思った」と笑顔で話した。

トラフグの唐揚げを味わう児童=松浦市立調川小

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