県庁跡地で計画する新しい文化芸術ホールについて、長崎市が整備、運営する方針であることが20日、分かった。中村法道知事と田上富久市長が27日に開会する定例県議会、市議会でそれぞれ表明する見通し。今後、議会での議論を踏まえ最終的に判断するが、長く続いた県と市の協議は、本年度中にも結論が出そうだ。
ホール機能について県と市が明確に方向性を示すのは初めて。
知事は、開会日の議案説明でホールについて、本館跡地部分に整備することや、舞台と同じフロアに楽屋、リハーサル室などを配置し、座席数は千~1200席とすることなど、市との協議経過を報告するもようだ。
跡地活用を巡って県はホールのほか、広場と交流・おもてなしの空間の3機能を持たせる考え。知事は12日の定例会見で「(本館や駐車場があった敷地は)限られた面積だが、工夫することで3機能を集約することが不可能ではないと、(長崎市と)お互いの理解が醸成されつつある」などと述べていた。
長崎県庁跡地の文化芸術ホール 長崎市が整備、運営 市と県 表明へ
- Published
- 2018/11/21 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 13:20 (JST)
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