植松グループHD、秋冬期にインターンシップ 新卒など若手の人材獲得

 静岡地区大手カラー鋼板流通の植松グループホールディングス(本社・静岡県沼津市、社長・植松孝康氏)は新卒ら若手社員の人材獲得を強化するため、秋冬期間にインターンシップを開催する。

 同社は、今年度より入社試験で内定を得ると5年間、いつでも採用枠がある時に入社できる「5年間有効採用」制度を新たに導入した。内定者は入社したい1年前から、採用枠を確保することができる。新制度をインターンシップで説明する予定。

 また、今夏に初めてインターンシップを開催し、学生と接する機会を設けた。将来的には新卒採用におけるルールが大きく変わることが予想される。他社に先駆け、優秀な人材を確保するため、年間を通じたインターンシップの開催などで採用活動を積極化させる。

 インターンシップは今月から来月にかけ、毎週行う予定。営業、施工、製造と職種に分かれた個別プログラムで、商品提案のロールプレイングを行うショールーム接客体験や、施工・製造ライン体験など、入社後の仕事をイメージしやすい内容を予定している。インターンシップの対象学年を問わず実施する。

© 株式会社鉄鋼新聞社