9月から始まったUEFAネーションズリーグもグループステージ全日程が終了し最終順位が確定した。ヨーロッパのトップチームが集うリーグAでは白熱した試合が連日繰り広げられた。
- グループ1
開幕からロシアワールドカップ王者のフランスが首位を維持していたグループ1。しかし、尻上がりに調子を上げたオランダがフランスを2-0で破る快進撃を見せるなど、最終節で順位が逆転。オランダがベスト4進出を決めた一方、不調のドイツは1勝も挙げることなくリーグ降格が決定した。
- グループ2
リーグAで最もサプライズが起きたのがグループ2だ。優勝候補ベルギーが3連勝でほぼ決勝ラウンド進出を手中に収めていたが、最終節でスイスが5得点を叩き出し、逆転でグループ突破が決定。最下位のアイスランドはリーグA全チームで唯一の全敗となった。
- グループ3
ポルトガルやイタリアといった強豪が同居したグループ3では両者の直接対決が大きく差を分けた。2勝2分けの結果を残したポルトガルが無敗で決勝ラウンド進出を決め、逆に1勝も挙げることができなかったポーランドのリーグ降格が決定している。
- グループ4
”死の組”となったグループ4では、毎節のように激戦が繰り広げられた。その中で勝負強さを発揮したのが、ロシアワールドカップでベスト4まで勝ち上がったイングランドだ。スペインとのアウェイゲームを競り勝つと、最終節のクロアチア戦では逆転勝利で勝ち点「7」を獲得。最下位となったクロアチアも最終節までグループ突破の可能性があったことを踏まえれば、まさに実力伯仲グループだった。