渋滞解消に向け環状線改修工事始動 ヤンゴンの交通渋滞緩和策として、環状線の見直し、改修計画が動き出した。

ヤンゴンの交通渋滞緩和策として、環状線の見直し、改修計画が動き出した。

渋滞解消に向け環状線改修工事始動

ヤンゴンの交通渋滞緩和策として、環状線の見直し、改修計画が動き出した。市内で最も安価な交通機関である環状鉄道網は、全長29.5マイルで、1日に25の列車で220回運行し、約9万人が利用しているいるという。
ミャンマー鉄道管理部のGMであるUTun AungThin氏は、この環状線のヤンゴン駅からDanyingone駅間の西部通勤鉄道網を改修するプロジェクトを開始したことを明らかにした。
プロジェクトは環状線を3つのセグメントに分けて進行していく予定で、第1段階は、Danyingone駅とインセイン駅間3.75マイルの路線が対象で工事は3月31日までに完了する予定。第2段階は、インセイン駅からKyeemyindaing駅間5.5マイルの改修、10月1日~に始まり、来年1月末に完了させる予定だ。第3段階は、Kyeemyindaing駅からヤンゴン駅間2.75マイルのの改修で、2019年2月1日に開始され、3月末までに完了させる予定だという。
プロジェクト実施期間中は、ヤンゴン駅からComputer Studies大学までの路線は、一時的に利用できなくなるが、ヤンゴン駅からDanyingone駅までの運行しているYBS78番バスが代替輸送を行うという。
改修プロジェクトでは、線路に新しい敷石を置き、枕木とレールを敷いて駅舎を改修。線路に沿って柵を掘り、プラットフォームの改善工事も行う。ちなみにプロジェクト完了後は、環状線の運行時間が170分から110分に短縮されるそうだ。

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