【ネーションズリーグ】リーグ全日程が終了 最終順位をチェック！ ～リーグB～

勝ち上がれば欧州の強豪がそろうリーグA昇格が決まるリーグB。スーパースターを擁する国々が苦戦を強いられるなど、波乱の展開が数多く起きた。

チェコやスロバキアといった中堅国が揃ったグループ1で、輝きを放ったのがウクライナだ。すべて1点差ながらも開幕3連勝を飾り、最終節を待たずしてリーグ昇格が決定。母国の英雄アンドリュー・シェフチェンコ監督が率いるウクライナの団結力は、並大抵のものではない。

ワールドカップで大躍進を果たしたロシアやスウェーデンが同居したグループ2では、期待を裏切らない怒涛の展開が待っていた。第3節までロシアが首位をキープしていたものの、前半戦で最下位だったスウェーデンが一気にステップアップ。最終節でスウェーデンがロシアを下し、奇跡の逆転劇を演じた。

リーグBの中でも特に圧倒的だったのが、グループ3のボスニアヘルツェゴビナだ。エースのエディン・ゼコを筆頭に攻撃陣が得点を重ね、3勝1分けの負けなしでグループ突破を決めた。対抗馬としてダビド・アラバ擁するオーストリアに期待が掛かったが、初戦の敗北が最後まで響いた。

ライアン・ギグス監督やガレス・ベイルがいるウェールズと、クリスティアン・エリクセンやカスパー・シュマイケル擁するデンマークの一騎打ちとなったグループ4。ただ、フタを開けてみれば怪我でベイルがほとんどの試合を欠場。直接対決で2勝したデンマークがリーグ昇格を果たした。