タピオカの謎とその秘密。タピオカミルクティーの歴史と発展

台湾発祥のタピオカミルクティーは日本でもブームとなり、都会を歩いていて、タピオカドリンクを片手に歩く若者を見ない日はないほど。

そんなタピオカはいったいどこから生まれ発展していったのか。今回はタピオカの秘密をわかりやすく解説していきます。

タピオカミルクティーの歴史

1983年に台中にある春水堂のオーナー劉漢介さんが中国茶をより西洋風に現代的な飲み物にできないかと開発を始めたのが、タピオカミルクティーの始まり。

オーナーがふと立ち寄ったカフェで、アイスコーヒーをシェイカーで混ぜて作っていた事から発想を得たそうです。

サトウキビと氷と紅茶をシェイクすると、香り高い甘いミルクティーができることがわかり、そこに台湾では昔から食べられていたタピオカを入れて発売すると、瞬く間に大人気になり、1987年春水堂が正式にタピオカミルクティーを販売をはじめました。

発売から台湾国内では、タピオカミルクティーの人気に火がつき、全国にいろんなお店が登場しはじめます。発祥からわずか10年で台湾の国民的な飲みものとなり、全世界へ広がることになりました。

ここからは、日本に出店した主なタピオカミルクティー店を紹介します。

日本のタピオカドリンクの歴史

台湾で人気となっていたタピオカミルクティーは、2000年頃には日本のコンビニでも発売されるようになりました。

2003年パールレディー日本一号店が新宿オープン(日本の企業ですが、創業者は台湾の方)

http://www.pearllady.jp/sp/

日本に自社工場をもつパールレディー。タピオカの中にチョコが入ったチョコタピなど、バラエティー豊かなメニューが特徴。価格も安く、気軽に新たな味にチャレンジできます。

パールミルクティー290円

2012年BullPulu亀有に日本一号店をオープン

http://www.bullpulu.com

メニューが豊富で、メニューの一部にはお子様にも優しいミルクパウダーを使った商品もあります。

タピオカミルクティー325円

2013年4月24日カリフォルニア発 UrthCafeが日本第一号店を代官山にオープン

http://www.urthcaffe-japan.com/sp/

全てオーガニック食品で、もちもちのボバ(タピオカ)は香り高い紅茶と合わさって絶品。

オーガニックボバ680円/シャーベット状720円

2013年7月27日タピオカミルクティー発祥のお店春水堂が日本第一号店を代官山にオープン

https://www.chunshuitang.jp

小さめのタピオカと香り高いお茶の香りが小さな氷と合わさり相性抜群。タピオカ元祖の美味しさ。

タピオカミルクティー500円

2013年は春水堂の出店をはじめ、現在の日本のタピオカブームのはじまりとなった年です。

2015年4月29日世界のデザート10店にも選ばれたICE MONSTARが日本第1号店を原宿にオープン

http://ice-monster.co.jp

マンゴーかき氷1550円

2015年9月27日ゴンチャが日本第1号店を原宿にオープン

https://www.gongcha.co.jp

阿里山烏龍茶の香りが存分に楽しめるタピオカミルクティーは大ファンも多いはず。

阿里山ウーロンミルクティー+タピオカMサイズ540円

2015年10月3日に彩茶房日本第1号店が原宿にオープン

http://saisabo.com

ミルクティー以外にもフードやデザートメニューが豊富な台湾カフェ。

タピオカミルクティーMサイズ450円/Lサイズ480円

2017年2月19日 CoCo都可 が渋谷に日本第一号店をオープン

台湾ではおなじみのドリンクスタンド。ミルクが濃厚で美味しい。

タピオカミルクティーMサイズ450円/Lサイズ550円

2017年8月10日 The Ally が 日本第一号店を表参道にオープン

http://www.the-alley.jp

オシャレという言葉がとっても似合うジアレイ。タピオカミルクティーもさっぱり目でとても飲みやすい。

ロイヤルNo.9ミルクティーMサイズ500円/Lサイズ600円

2017年11月29日ChaTimeが日本第1号店を銀座にオープン

https://chatime.jp

フルーツティーや定番のミルクティーをはじめタピオカのQQ感を大切にしているChaTime。

チャタイムパールミルクティーR520円/L580円

徐々に日本国内で人気が出始めていたタピオカミルクティー屋さんが2017年に一気に日本上陸!

大きな企業から、個人経営の小さなドリンクスタンドまで、ものすごい数のタピオカミルクティー屋さんが日本でオープンしています。

2018年2月16日 一芳が 日本第一号店を浅草にオープン

生のフルーツが入ったフルーツタピオカドリンクは、ミルクティーとはまた違い、健康でおいしい、見た目も綺麗なおすすめドリンク。

タピオカ紅茶450円/一芳フルーツティー600円

2018年8月24日台湾甜商店が新宿に日本第2号店をオープン(一号店は2017年に大阪に)

http://taiwan-tian.com

台湾デザート専門店、タピオカミルクティーだけではなく豆花や芋園など、台湾スイーツを堪能できるお店。

台湾満足スムージー645円

2018年9月15日パールレディの姉妹店茶Barが1号店がオープン

http://www.pearllady.jp/chabar/

良心的な価格で茶葉にこだわった商品がたくさんある茶Bar。

茶ラテ台湾紅茶370円

台湾発祥のタピオカミルクティー。現在もブーム真っ只中。

新しいお店が日本のあちこちで出店されており、お茶の香りが高いお店や、見た目がオシャレでかわいいお店、岩塩クリームチーズを使ったお店などなど。タピオカミルクティーだけではなく、フルーツティーもまた徐々に注目を集めています。

35年の歴史の中で急速に人気者になったタピオカドリンクたちは今後どのようの発展していくのでしょうか。

遊びや、デート、観光ついでに、ぜひいろんなお店でそれぞれのタピオカドリンクを楽しんでみてください。

参考

[春水堂 日本サイト]

[春水堂]

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