西ほど暖冬傾向 寒気流れ込み弱く 北日本は平年並みの冬 3か月予報

 

21日気象庁発表3か月予報(12~2月の平均気温) 出典=気象庁HP

気象庁は21日、12月~2月までの3か月予報を発表した。東・西日本と沖縄・奄美は寒気の影響を受けにくく、向こう3か月の気温は西日本と沖縄・奄美で高く、東日本は平年並みか高い見込み。

21日気象庁発表3か月予報(12~2月の降雪量) 出典=気象庁HP

 また、冬型の気圧配置が長続きしない影響で、日本海側の3か月降雪量は西日本で少なく、東日本は平年並みか少なくなりそうだ。一方、北日本は、寒気の影響を平年程度に受けると予想されるため、向こう3か月の気温と降水量、降雪量はほぼ平年並みとなる見通し。

12月の天候予想

 北日本付近は平年程度に季節風の影響を受けると予想され、日本海側では平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い予想。一方、寒気の影響を受けにくい東日本日本海側は、平年に比べて曇りや雨または雪の日は少ない見込み。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。

1月の天候予想

 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い見込み。東・西日本日本海側は、寒気の影響を受けにくく、12月に続き、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないと予想される。沖縄・奄美は、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多い見通し。

2月の天候予想

 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多い見込み。東・西日本日本海側では、12月、1月と同じように寒気の影響を受けにくく、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ない見通し。沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雨の日が多くなりそうだ。

 なお、この時期の天候に影響が大きい北極振動(北極付近と中緯度の気圧が変動する現象)の予想は難しく、現時点では考慮できていない。予報には不確定性があるため、常に最新の1か月予報等を参考にしたい。

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