大浦天主堂をデザイン 世界遺産クオカード発売

 世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ、長崎市南山手町の大浦天主堂の写真をあしらったクオカードが28日、県内で発売される。530円(500円分)で、1枚2円が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産基金」に寄付される。
 クオカードはコンビニなどで使えるプリペイドカードで、観光地をPRする「ご当地」シリーズでは34番目。ケースはステンドグラスがデザインされている。同市浜町の浜屋百貨店内プレイガイドや県庁、一部の県振興局の売店などで販売。クオカード社(東京)の公式通販サイトでも取り扱う。
 同社の近田剛社長は21日、県庁を訪問。中村法道知事が「交流人口拡大や地域活性化の支えになると期待している」とあいさつ。近田社長は「重要な世界遺産を全国規模で広めたい」と話した。
 カードの問い合わせは同社(電0120・117・484)。

大浦天主堂の写真を使ったご当地クオカード

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