「不当な勾留」と国賠提訴、大阪

認知症の母死亡、元被告ら

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 認知症で暴れた母を制止し死亡させたとして逮捕され罰金刑が確定した大阪大歯学部の元助教佐保輝之さん(58)と妻のひかるさん(55)が、捜査機関が認知症のことを考慮せず捜査し不当に長期間勾留されたとして、国や大阪府などに計1億円の損害賠償を求め大阪地裁(龍見昇裁判長)に提訴したことが22日分かった。同日、地裁で第1回口頭弁論が開かれた。

 訴状などによると、輝之さんの母親=当時(80)=は2011年、自宅で暴れ、家具に体をぶつけるなどして死亡。2人は12年、大阪府警に傷害致死容疑で逮捕され、その後起訴された。