ソウル便商品値引きキャンペーンを1カ月延長 申し込み低迷

 10月下旬から長崎空港とソウル、上海を往復する旅行商品の値引きキャンペーンに取り組む長崎県空港活性化推進協議会と日本旅行業協会(JATA)長崎支部(13社)は21日、ソウル便商品の申し込みが19日時点で4人にとどまっているためソウル便に限ってキャンペーン期限を11月末から12月末に延長すると決めた。

 長崎県空港活性化推進協議会は長崎県や21市町などで構成。長崎県国際観光振興室は利用低迷について「広告などで一定周知したが、ソウル側からの航空機の出発時刻が午前7時55分と早い点や、福岡発のソウル便に客が流れていることが影響している」とみている。キャンペーン延長を強調するチラシを増刷し、街頭配布などを検討している。

 キャンペーンは10月27日に開始。先着200人限定で、日本旅行業協会(JATA)長崎支部加盟社が販売する長崎とソウル、上海を往復する旅行商品を5千円値引きする。上海便商品は19日時点で75人が申し込んでおり、キャンペーンは予定通り11月末までとする。

 長崎県国際観光振興室は「韓国に旅行に出掛け、本場の韓国料理を堪能したり、昔ながらの市場を巡ったりと満喫してほしい」とPR。長崎空港とソウル、上海を結ぶ国際線は昨年度、日本人利用がソウル便で約1割、上海便で約3割と少ないが「双方向で航空路線が利用されることが長崎空港の活性化に欠かせない」としている。

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