日鉄住金P&E、「スマート水素ステーション」製造で本田技研工業と協業開始

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 新日鉄住金エンジニアリング100%子会社の日鉄住金パイプライン&エンジニアリング(社長・元内利文氏)は21日、本田技研工業と「スマート水素ステーション70MPa」の製造に関する協業を開始すると発表した。ホンダとのパートナーシップの下、水素貯蔵・充填システムの製造と全体の組み立てを行い、水素エネルギー社会の実現に寄与していく。

 本ステーションは燃料電池自動車に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置。高圧水電解型の水素ステーションとしては世界初となる充填圧力70メガパスカル、製造圧力82メガパスカルを実現している。日鉄住金P&Eはステーションのパッケージ化に際し専用蓄圧器を設計すると共に新日鉄住金の高圧水素用ステンレス鋼「HRX19」を採用。さらに、バルブユニットを溶接構造とすることでメンテナンス性を向上させつつ極限までレイアウトをコンパクト化し、イニシャルコストとメンテナンスコストの低減を図った。

 また、ホンダはコアシステムである独自技術の高圧水電解システム「パワークリエイター」の製造・供給とステーションの販売・アフターサービスを担う。「パワークリエイター」は再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解し水素を製造する。コンプレッサーを使用せずに高圧化できるためコンパクトなサイズを実現できる。