JFE条鋼、水島製造所で「危機管理研修」 模擬記者会見も実施

 JFE条鋼(社長・渡邉誠氏)は20日、水島製造所(岡山県倉敷市、所長・稲富淳常務執行役員)で、万一の重大災害などが発生した場合に備え、外部の専門家を招いて「危機管理研修」を実施した。

 同研修は一昨年の姫路製造所、昨年の鹿島製造所に続いて3回目。重大事案が発生した場合に現場の第一線で陣頭指揮にあたる製造所長や部長などの管理者を対象とし、初動の重要性や緊急時の対応についてレクチャーを受けた。その後、模擬記者会見による外部対応などの訓練を行った。

 今回の訓練は電気炉前の火炎噴出やスラグ飛散により火災が発生し、死傷者が出たという想定で実施。マスコミ関係者に扮する専門家からの鋭い質問を受ける形で、稲富所長と斉藤製造部長が応答を行った。最後の講評では応答時の表現などに対し専門家からの具体的なアドバイスが行われた。

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