バルセロナとレアル・マドリードが足踏みしていることで例年になく混戦状態のラ・リーガ。2013-14シーズン以来のリーグ優勝を狙うべく、3位アトレティコ・マドリードが首位バルセロナと対戦する。
・欠場者情報
毎シーズンの様にケガ人悩まされているアトレティコだが、今季も野戦病院と化している。特に緊急事態なのがDF陣で、ステファン・サビッチ、ホセ・ヒメネスが離脱中に加え、前節には決勝弾を挙げたディエゴ・ゴディンが肉離れで欠場が濃厚。さらにコケやトマ・ルマールといった中盤の選手も負傷しており、バルサ戦に向け大きな不安を抱えている。
- マッチプレビュー
現在3位のアトレティコは首位バルサと勝ち点差「1」で、今節勝利すれば1位に浮上する。今シーズンのリーグ戦でアトレティコは本拠地ワンダ・メトロポリターノで負けておらず(5勝1分け)、失点も「3」だけである。また今季ラ・リーガで喫した失点はわずか「8」で、リーガ最少失点を誇ってる。しかし、アトレティコ率いるディエゴ・シメオネ監督はバルサと相性が悪く、リーガでの13回の対戦中1度も勝ったことがない(4分け9敗)。
- 欠場者情報
徐々に負傷者が戻りつつあるバルセロナ。ただ、右足大腿二頭筋の損傷でトーマス・ヴェルメーレンが、左足大腿筋を痛めたフィリッペ・コウチーニョが欠場となっている。また、前節レアル・ベティス戦で2枚目のイエローカードを受けて退場になったイバン・ラキティッチは今節出場停止となっている。
- マッチプレビュー
失点が目立つバルサだが、攻撃力は相変わらず。今季リーグ戦で既に34ゴールを挙げており、2番目に多いセビージャと10得点差をつける最多得点数となっている。また、バルサはシメオネ監督が就任したアトレティコにわずか公式戦2回しか負けたことがなく(13勝8分け)、リーグ戦で最後にバルサが敗戦したのは2010年2月のビセンテ・カルデロンでの一戦まで遡る必要がある。ちなみに、当時ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いていたバルサにとって、これがリーグ唯一の黒星となった。