"ブラサキ"ことBLOODEST SAXOPHONEが結成20周年2カ月連続リリース第1弾『I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU』を発売!

今年、結成20周年を迎えた日本屈指のジャンプ・バンド、“ブラサキ”ことBLOODEST SAXOPHONE〈ブラッデスト・サキソフォン〉。

近年はジュエル・ブラウンとの共演で『FUJI ROCK FESTIVAL '15』への出演、9月に亡くなったレジェンド・ホンカー、ビッグ・ジェイ・マクニーリーとの日本公演およびレコーディングを実現させ、海外フェスへの出演、さらに香港へ進出して年に2、3回開催の公演すべてをソールドアウトさせるなど、独自の路線で快進撃を続けている。

そんな彼らの本領が思いっきり発揮されたアルバム『I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU』が11月21日にリリースされた。

今作は、結成20周年を記念したテキサス・オースティン録音盤で、2カ月月連続リリースの第1弾と位置づけされている。

2017年9月に渡米し、テキサス・オースティンでライブとレコーディングを敢行した作品となっており、次世代のブルースの女王、クリスタル・トーマスを含むテキサスで活躍中の5人の女性ボーカリスト、現地ミュージシャンたちと作り上げた、すこぶるゴキゲンなブルース&ソウル・アルバムだ。

選曲は、アルバム・タイトルにもなっているマディー・ウォーターズの代表曲「I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOU」、ルーファース・トーマスの「WALKING THE DOG」といった、ロック・ファンならば誰もが知っている、いや知ってなければロック・ファンを名乗る資格すらないであろう定番ルーツ・ミュージックを筆頭に、ビッグ・メイベルの「I’VE GOT A FEELING」、ジャニス・ジョプリンの「ONE GOOD MAN」など、マニア心をくすぐりまくりの 15 曲を収録。

また、11月3日のレコードの日に7インチ・シングル(写真上)として先行発売され話題を呼んだ、山下達郎の名曲カバー「YOUR EYES」、ラッキー・ミリンダーのカバー「THE GRAPE VINE」も収録された、良曲満載、音楽の玉手箱的な贅沢盤だ。

2014年にリリースされたBLOODEST SAXOPHONE feat. JEWEL BROWN名義の名盤『ROLLER COASTER BOOGIE』の制作チームで挑んだという今作のテキサス・レコーディングについて、企画者でありライナーノートで解説を務める日暮泰文はこんな文章を寄せている。

「ブラッデスト・サキソフォンをその地に送り込むのは、単なる懐古でもなければ、たまたまの気まぐれでもない。眠りについていた患者への動脈注射ほどの意味がある。テキサスにはブルースもジャズもずっと長い間脈動を続けてきた歴史があるが、重要な事はこの二つはしばしば混然一体となって炸裂し、ここに最新の噴火が起こったという事実である」

さらに、「YOUR EYES」を唄うクリスタル・トーマス(写真下)の来日も決定。12月22日(土)に下北沢440で開催される恒例のブラサキ企画『Snuck宇宙』に出演する。

なお、今作に続き、12月5日(水)には結成20周年2カ月連続リリース第2弾アルバム『INTEXAS』が発売。こちらは、新曲、セルフカバー、名曲カバーを収録したブラサキの単独名義作品となっている。

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