2016年の夏にチェルシーに加入して以来、チームにとって必要不可欠な存在となっているフランス代表MFエヌゴロ・カンテ。クラブ史上最高額となる契約延長が間近に迫っているが、当時マンチェスター・ユナイテッド移籍が濃厚と言われていたカンテはなぜチェルシーでプレーすることを選んだのか。
2015-16シーズンにレスター・シティの奇跡のリーグ優勝の立役者となったカンテは、シーズン終了後にビッグクラブによる争奪戦が繰り広げられていた。ジョゼ・モウリーニョ監督が就任したユナイテッドがヘンリク・ムヒタリアンやポール・ポグバを獲得していく一方、カンテはチェルシーと2年半の契約を結んだ。
数々のイングランドのクラブで活躍したキース・アンドリュース氏は、カンテはロシアワールドカップで優勝するため賢明な判断を下した語った。「彼はシンプルに、何がベストな判断か分かっていたということさ。ロシアワールドカップで優勝を勝ち取った時、彼の下した決断が正しかったと証明された。3200万ポンド(約46億円)でチェルシーに移籍となったけど、なんてお得な買い物だったんだと思うよ。ユナイテッドに行ってポグバとパートナーを組んでいたらどうなってたかは、私にはわからない」。
