2018年11月22日、GMジャパンは新型カマロを発売した。価格は529万2000円（税込）から。また、同時に新型モデルのデビューを記念した特別限定車「カマロ ローンチエディション」も発売された。
新型シボレー カマロの特徴
シボレー カマロは、1967年の初代モデル発売以来、流麗なクーペスタイルとパワフルな走りに磨きをかけ続けてきたアメリカンスポーツクーペの象徴的モデル。
第6世代にあたる新型カマロは、フロントおよびリアのデザインを刷新し、より洗練されたエクステリアを採用。エアロダイナミクスの追求によってパフォーマンスが向上したとともに、カマロの存在感がさらに力強く感じられるものとなった。またトップグレードの「カマロSS」は、新開発パドルシフト付10速オートマチックトランスミッションを搭載。より洗練された走行性能を実現し、低速でも優れた加速性能を発揮する。
エクステリア
フロントグリルは力強く精悍なデザインに一新され、シボレーのトレードマーク「ボウタイ」はブラックグリル バーと一体化。新デザインとなった「オープンボウタイ」が採用された。これによりエアフローが増加し、冷却水/エンジンオイルの温度が低減されることで、パフォーマンス向上に寄与している。
具体的なデータとしては、ノーマルのボウタイと比べオープン構造によりエアフローが毎分3立方メートル増加。長時間のサーキット走行では冷却水/エンジンオイル温度が1.2度低減される。また、エアカーテンがホイール周りに空気を流して抵抗を低減。さらに「カマロSS」では、フード中央部にエア排出用の大型エクストラクタースタイルフードを装備。エンジンルームの冷却とエアロダイナミクスが向上している。
ちなみに日本仕様では、安全法規対応のため3モデル共通のフロントフェイスが採用された。
新しいLEDヘッドランプおよびLEDシグネチャーランプは夜間の視認性と存在感を高め、よりスポーティなデザインとなっている。LEDテールランプが取り入れられたリアデザインには、カマロ伝統のデュアルエレメントデザインが採用され、これまで以上に立体的な造形美が実現された。カマロの存在感を強く印象付ける、ブラックアウトされたレンズ周囲もポイント。
ボディカラーには、60年代に活躍したレースカーで親しまれていたヘリテージカラー“Sunoco Blue”にインスパイアされた新色“リバーサイドブルーメタリック”が追加された。
パワートレイン
SSモデルには、新たにパドルシフト付10速オートマチックトランスミッションを搭載。ギアレンジ拡大により、高速走行時のエンジン回転数を抑えられた。
またクロスレシオ化で最適なエンジン回転を維持、あらゆる速度域でパワーの最大化を実現している。
さらに、カマロのパフォーマンスを最大限に発揮する機能として、発進時のエンジン回転数やリアタイヤのスリップ率を選択できるカスタムローンチコントロールや駆動輪のグリップを最大化するバーンアウトに必要なラインロック機能を標準装備とした。
装備
リアカメラミラーは新しいフレームレスデザインに変更。ズーム/角度調整/明るさ調整の機能がボタン操作で可能な高機能型が搭載され（カマロ SSのみ）、フルハイビジョン同等の解像度により高精細なストリーミング映像が表示可能となっている。インフォテインメントも解像度を高めた次世代型になり、クリーンでモダンなスクリーンレイアウトと最新のスマートフォンのような直感的な操作が可能となった。
また、モニター、ドアトリムパネル、カップホルダーを華やかに演出する24種類のエンハンスドスペクトラムライティングに、新たに8種類のブレンドエフェクトカラーが追加されている。
ローンチエディションも登場
限定モデル「ローンチエディション」では、ボディカラーに初代モデルなどで人気を集め「カマロ」のヘリテージを象徴する鮮烈な“クラッシュ”が採用。ブラックカラーのセンターデカールやブラックペインテッドホイールを装備し、ひときわスポーティでパワフルな印象に仕立てられた。
「カマロ LT RS」と「カマロ SS」がベースとなっており、限定数は2モデル合計で50台となっている。
シボレー 新型カマロ 主要スペック
シボレー 新型カマロ 価格（税込）
シボレー カマロ LT RS
5,292,000円
シボレー カマロ コンバーチブル
6,156,000円
シボレー カマロ SS
6,804,000円
シボレー カマロ LT RS “ローンチエディション”
5,200,000円
シボレー カマロ SS “ローンチエディション”
6,600,000円
